今の私にできる伝える方法は、
音を出して、泣くことだけ。
こうして、産まれる前までは、
全てとつながり、全てを共有し、調和していたので、
個になると訪れる孤独感、分離感に、
全身で戸惑いを感じることになります。
そうやって、泣くことから自己主張が始まっていきます。
自分の思う通りにならないと泣き叫ぶ。
泣いて伝えて、満足感(満たされること)を取り戻す。
ただ、全てとのつながりを取り戻したかった。
調和と安心の世界を感じたかった。
その為に、自己主張するしかなかった。
自己主張をして聞いてもらえないと、伝わらないと、
満たされない想い、分離感がずーっと溜まっていく。
感情体というエネルギーフィールドに
どんどん溜まっていく(記録されていく)。
この世界は、「思う通りにならない」という辞書も
この時出来上がってしまいやすいです。
それから、物心がついてくると、
相手の自己主張を尊重して、
自分の自己主張をしていくこと
を教えられる。
自分の自己主張だけをしていては、
この世界では生きていけないことを
だんだんと頭で理解するようになります。
すると、今まで、自己主張して訴えてきた自分に
ほんの小さな罪悪感が生まれる。
自分でも気付かないほどの小さな罪悪感。
大好きなお母さん、お父さんを困らせるんだと・・。
長男、長女は、
お兄ちゃんなんだから、お姉ちゃんなんだからと、
自分の自己主張を我慢させられるので、
余計に罪悪感がたまります。
純粋な子供は、
「自分の自己主張はいけないことなんだ」
「自己主張したら、愛されないんだ。」と
大きな勘違い辞書を作ってしまいます。
そして、幼稚園に上がり、小学生になって、集団生活を通して、
益々、自己主張をする加減、バランスを学んでいく。
ここは、相手の自己主張、
ここは自分の自己主張をしていい時。
このバランスが上手につかめるようになった子供は、
自己主張=自己中心になってはいけない
という辞書は消えていきます。
バランスがつかめない子供は、
自己主張=自己中心になってはいけない
という辞書が根底に残ります。
そうすると、
「自己主張する=自己中心な自分=許せない自分一号」
の出来上がりです。
さぁ、ここで、自分の心の奥にいる
自己主張する自分と会話してみましょう。
何て声をかけてあげますか?
「ただ、安心感が欲しくて伝えたかったんだよね・・。
ただ、満たされたかったんだよね・・。
誰かを困らせるとか、悲しませるとかなんて、
考えつかなかったんだよね。
大丈夫だよ。何も悪くないよ。
今まで、許さなくてごめんね。」
*‘・‘~*‘・‘~*‘・‘~*‘・‘~*‘・‘~*‘・‘~
もしかして、納得できていませんか?
まだ納得できない人は、もう少し
こんがらがった糸をほどいていきましょう。
続く。
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